会社案内

株式会社 坂宗

 なぜ肥料商・飼料商・米穀商という3つの事業を展開するのか。それは、それぞれが密接に関わり合っているからです。
 埼玉県には港が無いため、海外から輸入される飼料や肥料の一番近いターミナルは、茨城県の鹿嶋市になります。飼料を倉庫に運搬するときには13t以上の大型トラックを用います。その道中に肥料などを混載できる可能性があり、運送費を抑えられればお客様に還元できます。
 飼料に用いる魚粉は、肥料の原料でもあります。また、政策で勧められているように、飼料用の米の需要も高まっています。
 精米の過程で出る米ヌカは有機肥料になります。鶏を育てるのに出るケイフンの処理に頭を悩ませる畜産家が多いですが、飼料商でありながら、農家のお客様を抱える我々は、それを肥料として捌けます。
 米穀事業では、埼玉に多数の契約農家を抱えています。まず優良な種もみを供給することから始まり、肥料商で培ったノウハウで、肥培・散薬管理も一体となり行います。作って頂いた良質な米は通常よりも高値で買取り、加工も自社で行い、全量を捌きます。通常の米販売社のように、集荷業者が間に入らないので、農家にとっても、米を大量に使うお客様(病院や介護施設、社員食堂等)にとってもメリットがあります。
 飼料も肥料も米穀も、「かさばって重い」という特徴があり、運送費が一番のネックです。このように小回りが利き、自社倉庫を持った商社が地域にあることによって、お客様のメリットを生み出せます。


会社沿革

1905年
(明治38年)
初代 坂本宗助が創業
   ・初代の氏名から坂宗商店が商号となる
 ・飼料商として事業を開始
  二代目が事業を引き継ぐ
    ・当時、地域で盛んだった養豚業への商売が全盛に
1956年
(昭和31年)
三代目が社長就任
    ・株式会社として登記
  ・米穀事業が拡大
1992年
(平成4年)
四代目が社長就任
   ・肥料、農業資材事業が拡大
1999年
(平成11年)
  現在の会社形態として再登記
2016年
(平成28年)
  創業110年の節目に伴い、社名を(株)坂宗に変更
2023年
(令和5年)
五代目が社長就任